2016/04/11

車内放送

原武史の『潮目の予兆 日記 2013・4—2015・3』を読んでいたら、こんなくだりがあった。2013年6月の日記だ。
(パリの)メトロに乗る。……車内放送もそっけなく、駅名を一回言うだけ。
パリはいいなあと思っていたら、ロンドンは違うらしい。別の日の日記にこうある。東京のようだ。
ロンドンでも、電車が遅れると車内でおわびの放送が入ったのにはびっくりした。
うるさい空間での音声案内は少ない方がいい。せいぜいストレスを高めるだけ。しかも最近はボリュームが大きく、聞こえの悪いボクでさえ、耳が壊れそう。視覚案内で十分だろう。
この日記、けっこう人名がそのまま出てくる。編集者はじめ大半はイニシャルだが、学生の名前もフルネームで出てくる。その分、リアリティはある。