2016/08/17

【インタビュー法】2種類の質問スタイル

Rubin & Kruglanski (1997)から

・質問スタイル
 動作系→動詞の使用「なぜ犬を飼うの?」
 状態系→形容詞の使用「なぜ犬が好きなの?」

・回答パターン
 動作系質問の場合→テーマそのものを答える傾向がある「犬との付き合いが、楽しいから」
 状態系質問の場合→対象そのものについて答える傾向がある「犬は、わたしのよき理解者だから」

・騒音とインタビュー場面
 騒音状況は終結欲求(話を早く終えたいという欲求)を高めるため、状態系質問が好まれる。一方、状態系質問はインタビュアーに対する好意度を低下させる→状態系質問は最後に持ってくるようにする

Rubin & Kruglanski (1997)
J Pers Soc Psychol. 1997 May;72(5):1047-60.
Brief encounters ending in estrangement: motivated language use and interpersonal rapport in the question-answer paradigm.

日本語はどうなのだろう。