2017/01/24

題名に惹かれて

書名にある「橋を架ける」に惹かれて読んだ。

おもしろかった。たとえサッカーへの関心はなくても、だ。

木村元彦(1962年生まれ)さんの『橋を架ける者たち:在日サッカー選手の群像』集英社新書。

知らなかったことばかり。在日コリアンの選手の多さしかり、CONIFAしかり。

「在日というアイデンティティーは,日本の中に存在するもので、日本の外に出たら何も無い」鄭大世。

裏表紙の写真と書名がリンクしている。



本文中に、見たことのある名前が出て来た。「断片」の岸政彦さんだった。

フルネームで呼んでくれてありがとう

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