2017/02/12

龍之介と言えば芥川

遠藤龍之介氏は遠藤周作の長男。彼は遠藤が芥川賞を取った翌年(1955年)に生まれたので、「まだ興奮冷めやらぬ時期だったのだろうなと想像いたします」。
 「他の賞を取って、遠藤三十五とか遠藤乱歩とかにならなくてよかったと思います」。
 芥川比呂志さんが家に来られたときがあって、「父が私を呼びつけて、『龍之介は本当にダメだ。龍之介はなってない、バカモノだ!』。だんだん芥川さんが嫌な顔に……。最後はほんとうにもう苦虫を噛み潰したような顔になった芥川さんをいまだに忘れられません」。
」51巻2号 座談会 文士の子ども被害者の会(前編)



こういう命名法もある。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...