「と」でもいい場合は「と」にした方が締まる。限定的になるからだ。
英語では、並列を「a, b, and c」と書くが、日本語は「aやb、c」のほうがしっくり来る。
「a、bとc」では、aで句が終わるのか、それとも並列で続くのか、すぐにはわからないからだ。
ついでに書くと、inやon、versusを日本語にするとき、「と」が座りのいい場合もある。またorは「あるいは」ではなく「や」とすると落ち着く。
2019年7月14日改訂
スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。 ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。 シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...