きょうは卒業式。
昨日と打って変わって好天。
学位記授与も終え、各種表彰式も終わり、最後に教員が一言ずつ話した。最初の方でN先生が「自侍」にふれたら、その後、何人かの教員が立て続けに言及。心の琴線に触れたようだ。
最後にボクのところにマイクが回ってきた(以下は、若干補足している)。
何を話そうか迷いつつ、誰もふれなかったことを優先した。
「コミュニケーション学部の出身者が他学部の出身者と違うとすれば、それはことばに意識的であること。今後は学生時代以上にことばづかいが重要になる。大事な局面ではなおのこと。いっけん厳密に書かれているように見えても、『……など』が付いた瞬間、それまでの限定は用をなさなくなる。この一言でなんでも含まれてしまうからだ。使う側は便利だから使う。予算書を書く際、たとえば「用紙など1万円」としておけば、その金額内であれば、用紙以外のものも買える。なかでも法律は『など』の多い世界。条文で『など』を見かけたら要注意。極端な話、なんでも法律の対象になってしまう。もちろん、ふつうに書く文章でも使わないにこしたことはない。どうしても使いたくなったときは、使わなくて済むよう、できるだけ列挙するとか」と実用内容。