佐賀市に行ったとき、県立図書館の裏側で工事をしていて、現場に「明治維新150年」という字句のある幟が立っていた(ここに限らず、幟のある風景は戦国時代のようで落ち着かない)。
調べると、佐賀県は「明治維新150年」に熱心らしい。来年「肥前さが幕末維新博覧会」。
こんなふうに明治維新150年が進んでいるとは思いもしなかった。
明治維新の佐賀版評価を知りたく、博覧会の趣旨を調べたのだが、ホームページには見当たらない。その代わりと言うべきか、動画CMが3本。15秒の基本CMを見てもわからない。2本目は「佐賀さいこう〜明治維新150年編」。「さいこう」は最高と再興をかけているのだろう。佐賀県全体はわからないが、佐賀市内、活気がない。やるなら再考も含めたほうがいいのではないか。
ちなみに「明治」の日本政府の公式見解はこうだ。
「明治以降の歩みを次世代に遺すことや、明治の精神に学び、日本の強みを再認識することは、大変重要なことです」。
「明治の精神に学ぶ」とは何をさすのだろう。明治の延長上にいまの日本があるという認識だから、慰安婦も南京大虐殺も否定したいのだろう。
無視される大正時代、大正天皇。かえって気になる。
2017/12/23
フルネームで呼んでくれてありがとう
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