2018/01/29
芸大卒・修了展 2018
行きたかった展覧会にひょんなきっかけで行くことができた。芸大の卒業・修了作品展だ。
ひょんなきっかけというのは、当初予定した行き先がお休みだったのだ。じゃあどこに行こうかと三人で園内の案内板をながめていると目に留まったのが芸大のコレ。事前の調査不足が幸いした。
会場は2箇所。学部生の作品展が東京都美術館、院生は学内の付属美術館。撮影も自由だし、作者も会場にいて話ができる。こんな機会、滅多にない。自画像や自刻像も脇にあったりする。図録が専攻単位で販売されている(統合版もある)。
収穫の1つは展示方法。作者自身は、そんなことを意識していないし、それも作品の一部なのだが。つまり、ことばの紙片をひらひら状態で飾るために、木枠だけの屏風にそれらがナイロン糸で吊り下げられている。作品を額に入れるのではなく、パネルにするのでもなく、ダブルクリップで作品を展示するケースをよく見かけるようになったが、こういうのもいいなと思った次第。
仕上げは、あんみつ、銭湯、そして蕎麦。そう、ここは上野だ。
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図録の最後にある学生たちのプロフィールを見ていると、皆あちらこちらに出品していて豪華なのだが、どの学生にも「2年生進級展」という記述がある。進級チェックはこうするのかと思ったと同時に、展覧会の存在も知らなかった。次回はこれに。うまくいけば、同一個人の、進級展、卒展、修了展が見られる。
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