2018/03/23

最後の卒業式

今日は元職場の卒業式に出席した。一年前のきょう別れた3年生を送るためである。かれらを送ればゼミ生は全員卒業。

16時からの祝賀パーティで、学生に声をかけられた。「先生のおかげです。4月から〇〇大学の大学院に行きます」。

一瞬、なんのことかわからなかった。ゼミ生でもなく。聞けば、保護者会のような場で、本人と親が進学の件で相談したらしい。その席で、ボクの隣にいたスタッフは無理みたいなことを言ったのだという。ところが、ボクはそのあと、ちゃんと勉強すれば大丈夫と「反対のことを言ってくれたのです」。

まったく記憶にない。

結果として、赤鬼と青鬼のような図式になったからかもしれない。その一言がおおいに励みになって、志望校に合格。4月からは大学院生。

言った側は忘れても、言われた側はそうではない。

同時に、逆の場合もあるのだろう。どこかで誰かにうらまれているかもしれない。