2020/08/12

戦争と名前

 「1937年10日24日、大阪市で製菓材料卸問屋を営む両親のもとに生まれた小林カツ代さん。「カツ代」という名は、この年に勃発した日中戦争で「勝つ」ことを願い、祖父が付けたといいます」。

 その小林カツ代さん、キッチンから平和を伝えることとなる。父親はお酒を飲むと、中国での戦争体験を話したたという。毎晩、睡眠薬を飲むほどの陰惨な体験を。

「「お父ちゃんは気が弱くて一人も殺せなかった」。上官の命令に背いてどれだけ殴られたか、日本軍がどんなに残酷なことをしたか…。父は泣きながら話していた」。

暮しの手帖 summer 2020から。

 僕の父親の名前にも「勝」の一字が入っていた。1914年生まれ。第一次世界大戦の年だ。8月ドイツに宣戦。その翌月の9月生まれ。で、勝秋。

 カツ代さん、教職員組合で講演をしてくれたとき、謝金を受け取らなかった。代わりに寄付先を紹介された。